冬の富山の海の幸である「ひみ寒ぶり」を食べる為に富山に行ってきた。
そして、この旅は富山を代表する名作アニメ「true tears」の聖地巡礼も兼ねていた。
富山の中でも、true tearsと縁のある下記3か所を回る形での行程を組んだ。
①城端
②高岡
③氷見
①城端編
皆さんもご存じの通り、城端と言えば「true tears」のメイン舞台である。
作品内で登場する「麦端踊り」は、城端で催される「むぎや祭り」から来ている。
アニメの場面が現実に!城端で麦端踊りが披露 - YouTube
私は2009年あたりに城端を訪れた経験があり、その時は「もうここに来ることは無いんだろうな……」と思っていた。
しかし、また来てしまった。true tears最高。
城端までは夜行バスとJR城端線を経由してきた。夜行バスは片道7400円。
新宿発の夜行バスがJR砺波駅に着いたのが5時過ぎで、城端行きの始発電車が到着する6時半までの間、何もない砺波駅で待つのは辛かった。
寒くて凍えそうになる自身を鼓舞する為に、true tearsのサントラを聴きつつ、true tearsの設定資料集を読み耽っていた。
すると、不思議な事に身体がポカポカとしてきて、気が付くと城端行きの始発列車が到着する時間になっていた。
雪が舞い散る中、ワンマンカーに乗って城端へと向かった。片道320円。
城端駅を出ると、あたりは一面雪景色であった。
20cmほど積もっていて歩きにくかったが、true tearsに関連する場所を歩いて回った。
今回は「舞台めぐり」という聖地巡礼アプリを利用した。
地図上に作中の名シーンに関連する場所が表示されて、その場所に実際に行くと特典コンテンツがダウンロード可能になったりしたりして面白かった。
ガルパンなどの他作品も充実しているので、一度試してみるといいと思う。
http://www.butaimeguri.com/#anime/truetears
城端駅のtrue tearsファン用の交換ノートは、到着時間が早かったせいで拝むことが出来なかった。このことだけは、本当に残念だ。
②高岡編
城端を出た後は、再び城端線に乗って高岡まで向かった。片道580円。
高岡でも舞台めぐりを使いながら要所を回った。
瑞龍寺に行って、高岡の大仏を見て、高岡古城公園を回って、hachi-hachiというたこ焼き屋でたこ焼きを食べた。
2009年に来た時もhachi-hachiに寄ったが、相変わらず店内の内装がにぎやかだった。
高岡では「あみたん娘」がゴリ推しされていた。
個人的には「うーん……」という感じだが、地域振興の為に頑張って欲しいと思った。
③氷見編
hachi-hachiの近くの越中中川駅からJR氷見線に乗って、氷見へ向かった。片道240円。
当初の予定では、雨晴という駅で降りて、海越しの立山連峰の写真を撮影しようと思ったが、生憎の悪天候により計画を変更した。
true tearsの作品内で、氷見は城端と同じくらいに重要なポジションを占めている。
石動乃絵が海岸線を歩くシーンの元ネタは、ほとんどが氷見の風景から来ている。
私自身、今まで氷見には来た事がなく、true tearsファンとして一度は訪れようと思っていた為、今回の来訪は実りのあるものとなった。
氷見に着いたのが13時前くらいで、氷見駅に着いてすぐに番屋街という道の駅へ向かうバスに乗った。100円
番屋街は、近くの氷見港で獲れた新鮮な魚介類をはじめとして、氷見牛や氷見うどんなどの、氷見グルメを満喫出来る観光地としての機能を持っていた。
私は魚屋で刺身のパックを買って、フードコートで一人で食べた。
のどぐろ以外は美味かった。のどぐろはコスパ悪いなぁと思った。
海の幸を満喫した後は、無料で入れる足湯に浸かった。
この後、東京在住のツイッタラーの一人と会うために、「氷見温泉郷 総湯」に行った。初めて会う人と一緒にお風呂に入るのって非常にエッチだと思った。
その人の事を漫トロピーという異常者集団の一人だと思い込んでいたが、実際は違っていたみたいだった。
ツイッターの人と別れた後は、宿泊先の民宿まで40分かけて歩いた。
今回宿泊先として選んだ民宿は「あお」という名前で、阿尾エリアに位置している。
氷見ぶり満喫プランは1泊2食付で15000円だった。ホテルと異なり、旅館は1人で泊まるプラン自体が無い事が多いけど、この民宿はボッチに優しかった。
ちなみにこの日の宿泊者は私1人だけっぽかった。
昼に食べたブリの刺身よりも美味かった。
この煮つけが地味に美味かった。
白海老最高
ブリで野菜を包んで食う。
写真を撮る暇が無かったが、ブリの頭を丸ごと食べた。
ゼラチン部分が非常に美味かったが、1人で丸ごと食べるものではないと思った。
夕食終わり。
朝食も豪華だった。
チェックアウトした後は、民宿から海岸線沿いに北上して、僻地にあるバス停や、僻地にある交差点を見に行った。
この短い旅の間、true tearsのサントラやドラマCDを聴き続けた結果、風景を見ただけで脳内に音楽が流れ始めたり、true tearsの登場人物が話しかけてきたりするような感覚を覚えていた。
私の心は震えていた。
僻地のバス停の時刻表
新海誠が描きそうな風景
氷見牛ハンバーグカレー 920円
押し寿司 1200円
帰りは氷見発の13時のバスで帰った。21時過ぎに新宿に着いた。片道6000円。
富山に滞在したのは1日半程度であったが、この上なく富山を満喫出来た。
2015年3月14日に北陸新幹線が開業すると、ますます富山に行きやすくなる。
北陸新幹線の終点の金沢と比較すると、富山には観光地が少ないかもしれないが、その代わりに海の幸には恵まれていると思うので、富山への来訪をお勧めする。
そして、富山に来訪する前に、true tearsのBD-BOXを購入して、何度も何度も繰り返し視聴しておくと、尚更いいと思う。
湯浅比呂美は天使。