諸君は、2008年に放映された"true tears"というアニメ作品を覚えているだろうか?
多くの人々がその存在を忘れている中、今年2018年には、放映後10週年を記念して、true tears関連イベントが催されていた。
本記事は、この10周年イベントへの参加レポートである。*1
今回は2018/5/5(土)~2018/5/6(日)の期間で、下記場所を訪れた。
①富山
②城端
③滑川
今回は往復ともに高速バスを用いた。GW期間ということもありバスの価格は高騰しており、3列独立席で往復14,500円もした。(東京~富山間)
①富山編
往路のバスは富山駅に早朝5:00に到着した。
富山駅周辺には5時台に開いているファミレス等は無かった為*2、駅周辺を徘徊することになった。
富岩運河環水公園
富山に移住する際の転職先候補企業
一通り徘徊が済んだところで6時になり、駅舎隣接の立山そばが開店した為、ここで朝食を摂った。
ほたるいかそば(400円)+生卵(50円)
朝食を済ませた後は、とやま1日乗り放題きっぷ*3を使って、ライトレールに乗って岩瀬浜に行った。
暇を持て余していたので、浜辺で潮干狩りをしたり、砂浜に「ひろみがすきだ」と落書きをしたりしていた。
貝は1つも採れず、落書き中に大きな波に巻き込まれ、靴の中まで水浸しになった。虚無ポイントを1得た。
満寿泉の枡田酒造と周辺のにゃんこ
10時になり田尻酒店*4に開店と同時に入店した。
この店には、富山県内でも稀少な酒-勝駒-が入荷するという情報を得ていた。この情報は正しく、入店時にはガラス越しに見えるワインセラー棚に2本勝駒が陳列されていた。
しかしながら、ワインセラー区画に入り、陳列されている夥しい数のボトル達に目移りしていた5分間の間に、勝駒は2本とも棚から消えていた。
店員さんに在庫を確認したところ、「そこになかったら無いですね」と言われた。
虚無ポイントを1得た。
勝駒は諦めて、下記3本を買った。
・枡田酒造 満寿泉オーク樽熟成 貴醸酒720ml(3,240円)
・三笑楽酒造 貴醸酒 あまし300ml(1,300円)
立山は精米歩合37%というだけあって、吟醸香がとても強かった。後味も良かった。
満寿泉は紹興酒に蜂蜜を混ぜたような味がした。後味が良かった。色が独特。
三笑楽は立山と満寿泉のそれぞれの特性を半分ずつ取り入れたような酒だった。すっきりとした甘さ。コスパが良い。
岩瀬浜エリアから富山市街エリアに戻って来て、寿司屋でランチ寿司を食べた。
5000円コース+満寿泉純米酒1合+太刀山純米酒1合で、計7600円支払った記憶がある。
お品書きが無い店なので、勧められるがままに酒を頼むと予想外の出費になりガハハ!となる点は注意。
ノドグロの焼串、穴子、大トロが特に美味しくて、気絶しそうになったことを覚えている。後はお椀に少しだけ入れられて提供される謎のエキスと、最後に提供される後味が甘い緑茶が印象的だった。
機会があれば、また再訪したいと思える店だった。
日本酒を飲んで気持ちよくなった状態で寿司屋を後にして、富山駅に向かった。
この時、既に13時30分に差し掛かろうとしていた――
②城端編
当初の計画では、13:46に富山発の電車に乗り、高岡乗換で15:22に城端駅に着き、ラストオーダーの16:30迄にtrue tearsカフェに入店可能なはずだった。
しかしながら、富山駅に着いた時には14時前で、乗る予定の電車は既に出てしまっていた。
次の14:14の高岡行きの電車に乗ると、高岡駅で69分の乗換待ちが発生した後、16:35に城端駅に着くことになる。
富山駅発城端行きのバスもあるが、これは朝と夕しか運行されておらず、今回の要件には不適だった。
失敗した。失敗した。失敗した。失敗した。失敗した。失敗した。失敗した。失敗した。失敗した。失敗した。失敗した。失敗した。失敗した。失敗した。失敗した。失敗した。失敗した。失敗した。失敗した。失敗した。
わざわざ富山まで来たのに、寿司や酒にうつつを抜かしたおかげで、目当てのイベントに参加出来なくなった。
虚無ポイントを5得た。
と言っても、止まっていても埒が明かない為、とりあえず14:14発の高岡行きの電車に乗り込んだ。
高岡に着いたが、城端行きの電車やバスは無かった。
あったのはタクシーのみ。
タクシーを使えばtrue tearsカフェには行けるだろうが、4000円ほどはかかるか?
悩みに悩んだ結果、タクシーで高岡から城端に向かうことにした。
タクシーの運転手に聞いたところ「高岡から城端まで一般道路で45分ほどかかる」とのことだった。
普段、会社から家に帰宅する時、高速道路を使って40分程の道のりで8000円(深夜割増込)かかっていたので、今回のケースに照らし合わせて5000円ほどの費用発生を見込んだ。
しかしながら、実際のタクシー代金はその倍以上だった......
やばたにえん。
高額な費用になったことに対して、運転手が同情し、少しオマケしてもらった金額がこれなので、オマケが無かったら15,000円を超えていたと思う。
往復のバス代が14,500円、東京~富山間の片道新幹線代が13,000円なことから、このタクシー代のエゲツなさをおわかり頂きたい。
高額なタクシー代を払って、虚無ポイントを1000得た。
とは言うものの、コスパとは程遠い選択肢を採ったことが功を奏し、今回の旅のお目当てであるtrue tearsカフェへの入店に成功した。
店内にはtrue tearsにまつわる資料、グッズが展示されており、これらに囲まれながら食事に舌鼓を打つこと出来る場所となっていた。
湯浅比呂美定食*5を注文し、湯浅比呂美席に着席し、大画面TVで上映されるtrue tearsの湯浅比呂美回を視聴しながら、贅沢なひととき満喫した。
本当にこう思える場所だった。
true tears10周年を記念して、新BD-BOXと小説版true tearsなる物が販売開始となった為、興味のある方は購入してみて欲しい。
カフェの後は、城端の2大祭りの1つである曳山祭を堪能して、滑川に移動した。
③滑川編
ホテルチェックイン後、近くにある「あいらぶ湯」という温泉ランド*7に行った。
600円でかなり楽しめる施設だった。
ホタルイカは深海に生息しており、この養殖も難しいことから、生きた状態のホタルイカを拝める機会はほとんど無い。
しかしながら、春の季節になると、ホタルイカのメスが産卵をしに浅瀬に上がって来る。*8
ここで生け捕りにされたホタルイカを、拝める場所がこのミュージアムなのである。
このミュージアムは、生きた状態のホタルイカを眺めたり、触ったり、食べたりすることが出来る、世界で唯一の場所となっている。
暗闇の中で発光するホタルイカの発光ショーも見ることが出来るので、是非訪れて欲しい。
ホタルイカを手で掬うと、指に絡みついて甘噛みしてきたり、水鉄砲を撃ってきたりする。心の底にある嗜虐心が鎌首を擡げてくる。
ホタルイカしゃぶしゃぶセット(1890円)
この後、近くのスーパーでホタルイカの刺し身を買って、フードコートで食べた。
非冷凍の生ホタルイカは本当に美味かった。
ただ現地価格でも1匹100円した。
ちなみに、スーパーの魚コーナーの爺さん曰く、ここで販売されている魚の一部は、爺さんが朝釣って来た物を捌いて売っているらしい。謎の生産体制だ。
15:30滑川発のバスに乗って、雪の降らない街-東京-に着いたのが21時過ぎ。
最後に
true tearsの続編が制作されることを祈って、関連グッズを買い続けようと思った。