波止浜駅から30分ほど歩いたところにあるサンライズ糸山で自転車を借りて、しまなみ海道を走破するというのが今回の旅の主目的だ。
2009年くらいにも来たことがあって、この時はママチャリを借りて走破した。
今回はもっと楽に行きたかったので、クロスバイクを借りるつもりでいた。
結果がこれ。サイアク。
10時過ぎにサンライズ糸山に着いたので、そんなに遅い到着では無かったのに、クロスバイクの在庫が無かった。マウンテンバイクとママチャリの2択を迫られた結果、ママチャリにした。
レンタルは1日500円で、借りた地点と異なる場所で返却する場合は1000円の乗り捨て料を払う必要がある。合計2000円払った。
最初の10kmくらいは、心地よい海風や美しい瀬戸内の景色に気持ちが高ぶっていた。
「最ッッッ高の夏!!!」とか「アイスキャンディー(かみちゅ!のEDテーマ)」を大声で叫びながら自転車を漕いでいて、本当に本当に最高の夏という感じがした。
ただ中盤から坂道に差し掛かってきて、ママチャリのハンドルがカマキリ型だったこともあって地獄だった(カマキリ型だと上り坂の時に汗でグリップが滑る)
また今回はしまなみ海道の本コースから外れて大三島外周ルートを走ったわけだが、本ルートを外れた瞬間に急に補給ポイントが少なくなって辛い思いをした。
35℃の猛暑日にペットボトル飲料を買う事をケチっていたせいで、脱水症状っぽい状態になって目の前に永宮幸が見えた。
民家の庭先の水道やミカン畑からみかんを拝借しようかと考え始めたくらい、この時の精神状態は危なかった気がする。
わずかなお金をケチって、もっと大切な何かを失いかけるところがコスパ厨という感じだった。
海鮮丼と味噌汁(480+60円)
アコウの煮つけ(600円)
武具が多数奉納されている大山祇神社
ごはんを食べた後はゆっくり走りながら大三島の盛港にいった。
盛港から大久野島へフェリーに自転車を積んで行った。
大久野島ではたくさんのウサギに囲まれて、こころがぴょんぴょんした。
暑いからダラダラしてる。
石動乃絵みたいに仲間外れにされていたウサギ。
手をかざすだけでウサギが立って餌を求めてくるので、神になった気分になる。
廃墟もあるよ!
同じような見た目のウサギがいる一方で、たまに種が違うウサギがいたりした。
こういう変わったウサギは近くの群れに馴染めていなくて、群れから攻撃されていたりした。ウサギの世界でもぼっちは生き辛いっぽい。
休暇村大久野島のひとり旅応援プランは1泊2食付で10000円した。
ただ朝も夜もバイキング料理が良い感じだった。
帰りも大久野島から盛港行きのフェリーに乗って、盛港から尾道までしまなみ海道に沿って走った。
オバQがどこかに行ってしまっていた。
かみちゅ!のアレ
秀華苑の中華そば(600円)
かみちゅ!のアレ
この日は尾道で花火大会が予定されていたけど、新幹線に乗れなくなるので諦めて帰った。尾道から新横浜まで18000円くらいかかってコスパ厨的に断腸の思いの中乗車して帰ってきた。
前回のコスパ厨の冬休み'13では、7日間10000円で北海道・東日本エリアの鈍行電車が乗り放題になる「北海道&東日本パス」を使ってキチガイみたいな旅をしていたけど、あの頃に比べると交通費にお金をかけるようになっていて、自身の成長を感じた数日間だった。
尾道に着いた頃には、猛暑の中活動した肉体的&精神的ダメージで早く帰りたい思いしか無かったけど、この日記を書いている今となっては、また瀬戸内に行きたいという思いが高まりつつある。
それほどまでに、瀬戸内の雰囲気や「かみちゅ!」という作品は私を奮い立たせるものなのだ。
暇な人は是非しまなみ海道に行ってみて欲しい。
京都から始発でいけば14時に波止浜に着くので、そこから自転車に乗って、しまなみ海道のどこかで1泊して、次の日の尾道の19時までの電車に乗れば、二日分の18きっぷ+宿代しかかからずに京都に帰って来られる。
京都で学生をしていた時は、こんな感じの旅程を組んでいた気がする。
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