コスパの代償

10年ぶりに引越しをした。

就職を機に上京して以来、10年もの間、ワンルームの部屋で暮らしてきた。

 

前職時代は、平日9時に家を出て23時に家に帰ってきて、休日はずっと家でずっと寝てる、といったような生活であったため、部屋の狭さがさほど気になっていなかったが、専業投資家という在宅ワーカー(という名の無職)として活動するなかで部屋の狭さが気になってきた。

 

また、大家からの継続的な賃上げ要求に辟易していたこともあった。

 

スーパーに行くことが多かったため、安いスーパーの近くに住むということを最優先事項において、物件を探した。

Googleマップで「OKストア||西友||ロピア」というような条件で検索することで、安いスーパーの出店情報を視覚的に把握し、不動産サイトの賃貸物件の地図検索と照らし合わせて物件を選定した。

 

コロナ禍の影響もあり、部屋の内覧をせずに、契約も全てリモートで行った。

 

不動産屋の担当者「内覧をしなくても大丈夫ですか?」

管理会社の担当者「内覧をしなくても大丈夫ですか?」

 

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「大丈夫か?」と契約時に2回も訊かれたが、実際に入居して生活してみると大丈夫じゃない要素があった。

 

1つ目は地盤の緩さだ。

大災害発生時に水没するような地域の物件である為、内装のグレードと比較して安い家賃設定がされていた。

2つ目は騒音だ。

幹線道路に面している為、四六時中、車両が走行している。

車両の音も酷いが、ダンプカーやトラックなどの大型車が通過すると、部屋が揺れることに気が付いた。

ベッドに寝転がっている時は、まるでぷるぷる揺れる豆腐の上で寝ているかのような気分になる。

 

引っ越した当初は騒音デバフでうまく寝付けなかったが、1日中立って生活することで肉体的疲労デバフを蓄積させ、このデバフ同士を合わせることで入眠しやすくすることを発見してからはなんとか寝つけている。

また、SONYノイズキャンセリングヘッドホン*1を寝る時に着けると良いことも分かった。

寝てる間に耳から外れたり、バッテリーが切れたりすることで、起床時に目覚まし時計の音が聞こえなくなる、といったようなことは起きたことが無い。

そして、朝5-6時になると、走行する車両の数が増えるのか、自然と起床するのだ・・・。

 

 

こんなはずではなかったのに・・・

次に「大丈夫か?」と訊かれた時は、「1番良いのを頼む!」と言えるようになりたい。

 

 


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