コスパのほそ道

「旅せよ平日!JR東日本たびキュン 早割パス」(以下、キュンパス)を使って山形に行ってきた。

これまでであれば青春 18 きっぷを駆使して移動をしていたところだが、昨今の制度改悪により、青春 18 きっぷは非常に使い辛いものになってしまった。

キュンパスは利用の 14 日前までの購入が求められるものの、連続する 2 日の間新幹線と特急列車の自由席に乗ることが出来て、値段は 18000 円とお得だ。

 

東京駅から新潟駅まで上越新幹線に乗り、新潟駅から酒田や鶴岡までは特急列車いなほを使って移動した。片道で 15000 円ほど要する為、キュンパスを利用することで費用を抑えることが出来た。

 

酒田を目指した背景としては、酒田五法が関係している。

江戸時代に米の先物取引を制する為の手法として、酒田五法が考案され、これは現世においても世界中で利用されている。

酒田五法は本間宗久によって考案されたという記録が残されている。

以前から、本間家のルーツである酒田という土地に対して興味を抱いていた為、今回の旅の目的地とした。

 

東京を 6 時台に出る始発の新幹線に乗り、酒田駅に到着したのは 10:30 頃だった。4 月以降であれば駅前の観光協会で無料のレンタサイクルを利用できるようだが、時期が悪く貸出が行われていなかった。

 

ただ、主要な観光スポットは酒田駅の徒歩圏内に位置しており、6 時間程度あれば十分に回れた。

 

さかた海鮮市場、山居倉庫、本間家旧本邸、本間美術館の順序で回った。

 

さかた海鮮市場で提供された魚、とりわけウマヅラハギの肝が特に美味しかった。


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本間家関連の施設はどうだったかと言うと、結論としては期待していた情報は得られなかった。本間家関連の施設では本間光丘が地域に貢献した人物として記録されており、光丘の叔父にあたる宗久は記録に残されていなかった。本間宗久に関して言及された書籍はいくつか存在しているが、お金を持っていただけでは、時が経つにつれて存在を忘れ去られてしまうのだろう。

 

その他、酒田は映画おくりびとのロケ地であることから、訪れる邦画ファンも一定数いるようだ。

酒田は松尾芭蕉が歩いたルートにも含まれており、酒田五法、おく(億)のほそ道、おく(億)りびと等、様々な面から株式投資との縁を感じる地であった。


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足早に酒田観光を済ませた後、酒田駅から再びいなほに乗って鶴岡駅に移動した。青春 18 きっぷだと特急の自由席には乗車できないが、キュンパスではこれが出来る。地方の路線では特急列車も含めて 1 時間に 1 本のダイヤがあれば良い方である為、特急の自由席に乗車可能な点は大きな意味を持っていた。

 

鶴岡駅に着いた後は、湯野浜温泉行きのバスに乗車した。

今回の宿泊先である、はまあかり潮音閣では、保護猫の受け入れが行われており、玄関先で何匹かの猫に迎え入れられた。

 


豪勢な夕食の中でも、とりわけ山形牛のしゃぶしゃぶが美味しかった。

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朝食も美味しかった。雪若丸という品種の米が美味かった。

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宿には源泉 100 %のかけ流しの温泉があるだけではなく、サウナも併設されていた点が良かった。昨今、銀山温泉を例とする有名な観光地では、外国人観光客が押し寄せているという噂を聞く。

良くも悪くも湯野浜温泉ではそういった兆候は見受けられず、ここは閑静な温泉街という印象を受けた。湯野浜温泉のバス停を降りた目の前に、"湯野浜温泉コスパ" という施設があるように、ここはコスパを求める人々に残された数少ない温泉街なのかもしれない。


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湯野浜温泉からバスで 10 分ほどの場所に、クラゲの展示で有名な加茂水族館があったので、ここを訪れた。他の水族館では見られないような種類のクラゲを観ることができる点でおすすめだ。また、レストランでは何故かトラフグ料理が提供されていて、これも美味しかった。

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鶴岡、酒田は東京からのアクセスは悪いが、食事は美味しく、混雑はしていない。

「こういうのでいんだよ」を求める人にとってはお勧めできる地域だと思う。


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とびしま+しまなみ海道旅行'24


2024年9月某日、とびしま海道しまなみ海道に行った。

これまで2回程しまなみ海道に行ったことはあるが、今回は呉としまなみ海道の間を結ぶ、とびしま海道を走破することを目的としており、この為に輪行をした。

 

 

初めての輪行だった為、解体後の自転車をバッグに収納する際に苦労した。

また、前後輪を外しても横置きだとそれなりの大きさになる。

新幹線の最後尾のスペースを2つ占有することになるので、他に大きな荷物を置きに来る乗客が現れないか、気が気でなかった。

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初日は東京から広島行きの新幹線に乗り、広島から呉への電車に乗り換えた。

呉に着いてすぐに自転車を組み立てて、山乃家でうどんを食べて、くらはし桂浜温泉館に向けて走り始めた。

途中で呉の新しい観光スポットとして注目を浴びているポストを見て英気を養ったり、綺麗な海にダイブして直射日光で火照った身体を冷ましたりしつつ、桂浜温泉館にたどり着いた。

距離自体は片道20数キロ程度だが、山の中心部を突き抜けるルートを通ったので、アップダウンで体力を奪われた。

桂浜温泉館には数種のジャグジーがあり、ここまでの疲れが癒されたが、帰りの道も同様にアップダウンがある為、再度体力が奪われた。

 

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呉駅周辺に帰ってきた後は、宿にチェックインして、ゆめタウンで買ったご馳走に舌鼓を打った。

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2日目は、呉駅前の大和ミュージアム海上自衛隊呉資料館に立ち寄った後、とびしま海道を目指し移動を始めた。

イカラ食堂で食べたそうりゅうカレーが美味かった。

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とびしま海道には呉から地続きで入ることが出来て、最後の岡村島大三島の間をフェリーで移動する時以外は、自転車に乗りながら橋を渡って移動することができる。

とびしま海道では基本的に島の沿岸を走ることになる為、アップダウンは多くは無いものの、橋の上り下りに際するアップダウンがあり、ここで体力を奪われた。

太陽の直射日光に照らされて道の駅でへばっていたところ、通りすがりの旅行者に飲料をご馳走してもらった。よくわからないが、自転車旅の道中では誰かから差し入れを貰えるような傾向を感じた。

 

岡村島大三島の間のフェリーでは、150円の追加料金を払うことで自転車を輸送することが出来た。

大三島に着いたのが18時頃で、既に日が暮れ始めていた。

また、宿までの道のりにはいくつかの峠越えが含まれていて、これが非常につらかった。自転車から降りて歩いて峠を越えようとすると、身体から発する熱気等を検知した虫に集られる為、心身ともに疲弊した。

前回大三島に来た時にも感じたが、大三島の南西エリアを移動する際は体力と気力が必要だと感じた。

 

この日は料理旅館に泊まった。

1人分の量とは思えないほどの海鮮料理が提供され、どれも美味しかった。

大三島に来ることがあれば、またここに泊まりたい。

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3日目は大三島を観光してから、しまなみ海道に入った。

10年前に自分が訪れた時、大三島の大漁というコスパ最強食堂の海鮮丼は480円だったらしい。

2024年9月時点では980円に値上げがされており、時の流れを感じた。

 

また、10年前に訪れた時と異なり、自転車の場合は橋の通行料が無料になっていた。

また、平日であるにもかかわらず、外国人のサイクリストの集団を多く見かけた。

 

しまなみ海道のサイクリングロードに指定されているところを愚直に走ると、島の中央を走ることになる為、なるべく沿岸を走るようなルートを選択した。

この場合、走行距離は長くなるが、アップダウンを含む道を回避できるし、綺麗な海を見ながら走ることができ、サンダルを履いていればいつでも海に入ることができる。

沿岸を走る方が良いと思う。

 

しまなみ海道の最後の島である向島尾道の間のフェリーに乗った時に、1人の老人に話しかけられた。

話を聞くと、東京から今治まで青春18きっぷで移動して、今治からレンタサイクルを使ってここまで移動してきたらしい。

また、ここまで無料の橋を渡ってきたのに、最後だけ有料のフェリーを利用するように誘導された点に納得をされていないようだった。

この老人との対話の中で、昨今の物価上昇の煽りを受けてコスパに対して妥協していた自身を恥じることになった。

「いかにお金をかけずに楽しんでやるぞ!」という気概を持つコスパ戦士は絶滅していなかった。

 

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尾道に来た時に寄っていた朱華園は結構前に閉業していた為、この味を引き継いだ中華そば朱に行こうとした。

しかしながら、都合が悪く休業期間であった。

 

今の尾道では「ぽんのみち」という麻雀アニメが代表作となっているらしい。

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今回の旅行では初めて輪行をして3日間で200km程度走った。

輪行をすることそれ自体が大変なものの、知らない土地を自転車で走ること自体は面白いので、また別の場所でチャレンジしようと思う。

富山きときとtrue tears旅行'23

2023年12月某日

起床後に天気予報を見て、天気が良さそうだったので富山に行くことにした。

 

2023年は true tears の放映後15周年記念イベントが開催されていた。

このイベントに参加することと、冬の富山の海の幸、寒ぶりを堪能することを目的としていた。

 

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コスパの代償

10年ぶりに引越しをした。

就職を機に上京して以来、10年もの間、ワンルームの部屋で暮らしてきた。

 

前職時代は、平日9時に家を出て23時に家に帰ってきて、休日はずっと家でずっと寝てる、といったような生活であったため、部屋の狭さがさほど気になっていなかったが、専業投資家という在宅ワーカー(という名の無職)として活動するなかで部屋の狭さが気になってきた。

 

また、大家からの継続的な賃上げ要求に辟易していたこともあった。

 

スーパーに行くことが多かったため、安いスーパーの近くに住むということを最優先事項において、物件を探した。

Googleマップで「OKストア||西友||ロピア」というような条件で検索することで、安いスーパーの出店情報を視覚的に把握し、不動産サイトの賃貸物件の地図検索と照らし合わせて物件を選定した。

 

コロナ禍の影響もあり、部屋の内覧をせずに、契約も全てリモートで行った。

 

不動産屋の担当者「内覧をしなくても大丈夫ですか?」

管理会社の担当者「内覧をしなくても大丈夫ですか?」

 

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「大丈夫か?」と契約時に2回も訊かれたが、実際に入居して生活してみると大丈夫じゃない要素があった。

 

1つ目は地盤の緩さだ。

大災害発生時に水没するような地域の物件である為、内装のグレードと比較して安い家賃設定がされていた。

2つ目は騒音だ。

幹線道路に面している為、四六時中、車両が走行している。

車両の音も酷いが、ダンプカーやトラックなどの大型車が通過すると、部屋が揺れることに気が付いた。

ベッドに寝転がっている時は、まるでぷるぷる揺れる豆腐の上で寝ているかのような気分になる。

 

引っ越した当初は騒音デバフでうまく寝付けなかったが、1日中立って生活することで肉体的疲労デバフを蓄積させ、このデバフ同士を合わせることで入眠しやすくすることを発見してからはなんとか寝つけている。

また、SONYノイズキャンセリングヘッドホン*1を寝る時に着けると良いことも分かった。

寝てる間に耳から外れたり、バッテリーが切れたりすることで、起床時に目覚まし時計の音が聞こえなくなる、といったようなことは起きたことが無い。

そして、朝5-6時になると、走行する車両の数が増えるのか、自然と起床するのだ・・・。

 

 

こんなはずではなかったのに・・・

次に「大丈夫か?」と訊かれた時は、「1番良いのを頼む!」と言えるようになりたい。

 

 


www.youtube.com

*1:WF-1000XM3

富山きときとtrue tears旅行'18

諸君は、2008年に放映された"true tears"というアニメ作品を覚えているだろうか?

多くの人々がその存在を忘れている中、今年2018年には、放映後10週年を記念して、true tears関連イベントが催されていた。

本記事は、この10周年イベントへの参加レポートである。*1

*1:ちなみに前回は3年前に富山に行った。今回で通算5回目の富山来訪になる。

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奈良と和歌山の世界遺産を巡る旅

 

今回の旅では、「奈良公園で鹿を見る」と「熊野三山を参詣する」いう目標を設定し、これを達成する為に全5日間の行程を組んだ。

また、交通費を圧縮する為に、青春18きっぷ3日分と熊野交通のフリーパス*1を駆使した。

 

全体スケジュール

1日目:JR東京駅 04:41発 ~ JR奈良駅 14:00着 (18きっぷ使用)

    奈良駅周辺観光 奈良泊

2日目:JR奈良駅 ~ JR和歌山駅 1580円

    和歌山泊

3日目:JR和歌山駅 06:05 ~ JR太地駅 09:59着 (18きっぷ使用)

    太地駅周辺観光

   JR太地駅 13:19発 ~ JR紀伊勝浦駅 13:26着 (18きっぷ使用)

   勝浦駅前バス停 14:10発 ~ 大門坂駐車場前 14:29 (熊野交通 悠遊フリー3日間)

   那智大社周辺観光

   那智の滝前 17:10発 ~ 大門坂駐車場前 17:35 (熊野交通 悠遊フリー3日間)

   JR勝浦駅 ~ JR新宮駅 (18きっぷ使用)

   新宮泊

4日目:新宮駅前バス停 08:40発 ~ 本宮大社前 09:59着 (熊野交通 悠遊フリー3日間)

    本宮大社周辺観光

    本宮大社前バス停 13:21発 ~ 新宮駅前 14:22着 (熊野交通 悠遊フリー3日間)

    新宮泊

5日目:JR新宮駅 06:03発 ~ JR名古屋駅 11:03着(18きっぷ使用+伊勢鉄道エリア通過料金510円)

    名古屋駅周辺観光

    JR名古屋駅 17:00発 ~ JR東京駅 23:02着 (18きっぷ使用)

 

*1:熊野三山周辺のバスが3日間3000円で乗り放題になるパス。新宮駅本宮大社を往復するだけで通常だと3080円がかかるので、フリーパスを買わない理由が無い。http://www.kumakou.co.jp/bus/free.html

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